una:chenter Vol.15@東高円寺カットウ

una:chenter Vol.15@東高円寺カットウ|音声劇団ばなわに!

 

全体的にひんやりとしたテーマを持っている作風が並びましたね。

それぞれの物語で、個性の溢れる世界観があり面白く拝見しました。

今回のキャストさんもパワーのある方が多いなと感じました。

 

今回はそれぞれの感想を私なりに僭越ですが少しだけ。

折りたたんでおりますので、続きは追記からどうぞ。

 

 

「夏の残響」

最後まで通してようやく全体が見えるお話でしたね。

始まりの段階から伏線はあるかなって確かに見えることは見えるか…。

由美と夏希の会話を聞くだけでもいい雰囲気です。

終始、傍らで静かに聴いている仮面の彼が父親だと認識できるのはでも最後かな?

ただ、最終的には親子であることを観客に理解させるのにちょっと夏希の救われない感が強い。

一番最後に由美があの場所に来た意味は何だったんだろう、読み切れなかったな…。

 

 

「地の底に落ちて」

原色の世界という感じでしょうか、非常に黒々とした濃い世界です。

見てるほうが落とされたって言っても過言じゃない感じでした。

個人的に、語りの男(平峰さん)と???(清家さん)は私は同一人物かな?

語りの男が病院で目を覚ましたシーンがあったことの違和感も凄くあったかな。

だから???と男が対面していたシーンは、男の脳内で描かれている精神世界なのかなって。

 

 

「Let's Flight...」

比恵の存在感がとても強く、物語全体を引っ張っていくには見事な華でした。

本題の物語については、既にこの世に居ない千歳のマイペースさがキーかなと。

傍から見たらぶっとんでる提案に引っ張られながらも比恵はちゃんと会話をしている。

この会話が成立している点がまず物凄い事だなと後々思い返すと感じるんですよね。

それぞれのキャラクターの個性がここまではっきりしていましたね。

物語も魅せながら、それぞれのキャラクターの確立もしっかり行っている。

ちょっとだけ展開が小走りになってるかなと思う所もあったかな…。

でも総合的には非常に絶妙なバランスを持った面白いお話だったと思います。

 

 

「グラコロバーガーの蜜月」

この作品に関しては正直あんまり感想と言える感想が無くて…!!

とりあえず、息継ぎ部分にあたるコミカルなトラックだったかなと思いました!

ちなみに私はグラコロは未だに食べた事がないので今年は食べてみたいと思います。

9月が近いな…って思いましたとも!!!

 

 

「お見舞い保険」

これはまたなんとも言えないシナリオですね。

この田丸さんという方のシナリオはどんでん返しの衝撃が凄いですね。

自分を正当化するため、自分を偽り通すための事柄。

お見舞い保険という存在自体が現在の自分という存在を保つための…。

可哀そうな人とも一言では言い難い感じでほろ苦さを感じながら見終わった感じでした。

実に良いお話ですね。

 

 

「計り知れざる輪廻の果てに明日を歩むもの」

正直これだけの壮大な物語を朗読で見せるのは非常に難しい事ですよね。

お話も結構難解だし、ファンタジーと呼んでいいのか非現実的と言えばいいのか。

とにかく不可解なものが多いので、とにかくどんどん聞くしかない。

私は少々ニュアンスが分からないくらいのお話のほうが好きなのでかなり好みでした。

物語の最後はまた新しい宇宙で生み出されたこの悲しいループが始まってしまう。

「この悲しい輪廻は終わってもいないし、終わることもないんだよ?」って絶望感が残る…。

その後に残る仄暗い愛情と同等の闇が存在するのがたまらなく素敵でしたね。

posted by: 亜樹 | 感想メモ | 18:12 | comments(0) | - |